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東北大学大学院 生命科学研究科 脳生命統御科学専攻

発生ダイナミクス分野 杉本研究室

微小管とγ-チューブリンとヒストンの蛍光ライブイメージング画像。線虫C. elegansの初期胚。

CELL DIVISION

東北大学大学院生命科学研究科教授杉本亜砂子

細胞はたった一つの受精卵から様々に分裂・変形・移動を繰り返しながら動物個体の複雑なかたちを作り上げていきます。こうしたダイナミックな細胞の変形はどのような分子メカニズムで制御されているのでしょうか?

当研究室ではこの疑問に答えるべく、細胞数が約1,000個と少なく、ゲノム情報が蓄積されている線虫C.elegansを用いて研究をおこなっています。

高度な顕微鏡観察技術やCRISPR-Cas9等の遺伝子機能改変技術を駆使することで、細胞分裂・細胞極性形成・形態形成などの個体発生の基盤となる現象の解析を進めています。さらに、C. elegans とその近縁種の比較解析による、個体発生制御メカニズムの進化発生生物学的研究にも力を入れています。

News

24/3/25

学位記授与式が行われました。みなさま、おめでとうございます🌸

中條桃江さんが 生命科学研究科 研究科長賞を受賞されました。

24/2/28

令和5年度最終試験にて発表を行いました。
<博士課程後期>
1月23日(火)畑中龍平「Transposons and their influences on gene networks in the nematode Caenorhabditis inopinata(線虫Caenorhabditis inopinataにおけるトランスポゾンとその遺伝子ネットワークへの影響」
1月25日(木)大村駿「線虫C.elegansと姉妹種C.inopinataにおける個体発生制御メカニズムの比較解析」
1月25日(木)中條桃江「線虫C.elegansにおける微小管形成中心の時期・組織特異的制御の分子基盤」
1月25日(木)西田桂「線虫C.elegansにおける感覚織毛神経特異的チューブリンアイソタイプ群の機能的特性に関する研究」
1月25日(木)河原數馬「The effects of transposable elements on the evolution of Caenorhabditis inopinata  the sister species of C.elegans(線虫Caenorhabditis elegansの近縁種C.inopinataの形質進化に転移因子が及ぼした影響)」
<博士課程前期>
2月7日(水)飯塚稜「線虫Caenorhabditis inopinataの耐性幼虫誘導メカニズムの解析」
2月7日(水)高島幹太「TAQing法によるC.elegansゲノムの人為的再編成」
<学部>
2月29日(木)上床直紀「線虫Caenorhabditis auriculariae における染色体削減の解析」

23/8/18

線虫研究の未来を創る会にて、吉田くん(動原体局在様式の人為的改変をめざした、LacI/LacO システムを利用した人工動原体の構築)と上床くん(Caenorhabditis auriculariae における染色体削減の分子機構の解析)が優秀ポスター発表賞を受賞しました。

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